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韓国のビックリ/追記編8

2018’07.15・Sun

韓国のビックリ/追記編8「ハングル」

朝鮮半島では、15世紀になっても公式に採用されている文字は漢字だけで、人々が話す言葉を正確に表記することは難しかった。
加えて、教育を受ける機会があまりない庶民は、難しい漢字を使いこなすことがなかなかできなかった。
つまり、漢字を熟知する特権階級だけが文字を縦横に使いこなし、庶民は不便を強いられたのだ。

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ソウル中心部にある世宗の銅像

民族独自の文字

朝鮮王朝の4代王・世宗(セジョン)は、漢字だけでなく、朝鮮半島の人々が簡単に覚えられる表音文字が必要だと考えた。
しかし、大反対も予測された。
中国は周辺国家が独自の文字を持つことを警戒していたし、難解な漢字を使いこなすことで特権を享受していた高級官僚が抵抗することが目に見えていた。

そこで、世宗は極秘のプロジェクトを組織した。
学識に優れた有能な若手学者を集めて言語の研究をさせたのである。
その研究の中心にはいつも世宗がいた。
1443年、ようやく民族独自の文字が完成した。
それが「訓民正音(フンミンジョンウム)」である。
今のハングルのことだ。
この文字を公布するときに世宗は「学問がない人は言いたいことがあっても、思いどおりにその意思を表すことができない。
これを不憫に思って新たに28字を作った」と述べている。
訓民正音の公布によって、朝鮮半島の人々は自分たちが発する言葉を正確に表記する言語を得た。
まさに歴史が変わったのである。

偉大な文字

画期的な訓民正音であるが、普及はそれほど進まなかった。
やはりエリート層が抵抗し、漢字にこだわり続けたからである。
せっかく新しい文字ができたのに、朝鮮王朝の公式文字は漢字のままだった。
一気に普及が進んだのが19世紀の末だ。

日本や欧米列強に干渉されていた時期に、民族固有のものを大切にする風潮が生まれ、その中で訓民正音が見直されたのである。
また、優秀な国語学者が訓民正音を使いやすく体系化したことも大きかった。
その頃からこの文字は「ハングル」と呼ばれるようになった。
「ハン」は「偉大」で、「グル」は「文字」だ。
つまり、「ハングル」は「偉大な文字」という意味である。
日本の植民地から解放された1945年以降、ハングルは韓国の公式文字となり今に至っている。

ハングルは世宗が作った

世宗は訓民正音の創製にどのくらい関わっていたのか。
朝鮮王朝の正式な歴史書である「朝鮮王朝実録」にも、世宗が訓民正音を創製する過程がまったく記されていない。
周囲の反対を想定して世宗が徹底的な秘密主義を取ったことが影響している。
しかし、様々な状況を考察すると、訓民正音の創製に世宗が主導的な役割を果たしたことは間違いない。

もちろん、多くの優秀な学者が協力したであろうが、あくまでも「世宗あっての訓民正音」なのである。
そういう意味で、「ハングルは世宗が作った」と言っても過言ではない。
こうした実績が評価されて、世宗は朝鮮王朝最高の名君という評価を得ている。
それにしても、本当にビックリだ。
今も使っている文字を600年近く前の国王が自ら作っていたとは……。

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「韓国は変化が激しすぎる国」

2018’07.13・Fri

対談/植村誠・康熙奉「韓国は変化が激しすぎる国」

探訪ライターとして韓国に50回以上も出掛けている植村誠と康熙奉(カン・ヒボン)が韓国をテーマに語り合います。
今回は、韓国の鉄道を中心に話が進みました。

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海岸のすぐそばにある正東津(チョンドンジン)駅〔写真撮影/植村誠〕

焼き肉は1人で食べづらい

康「韓国で地方に行くと、世話好きな人が多いですね」

植村「慶尚道(キョンサンド)の山清(サンチョン)に行ったときのことです。バスターミナルに着くと雨が降っていました。大体バスターミナルには観光地図が置いてあると思うんですが、そこには何もなかったんですよ。それで、『役場に行けば何か観光案内があるんだろう』と思って役場に行きました。役場の窓口で自己紹介をしながら話をしたら、『ちょっと待ってくださいね』と言われて日本語のできる方を呼んできてくれました。その人は役場の職員じゃなくて、晋州(チンジュ)にお住まいで、たまたまそこにマッコリ工場を建てたらしいんです」

康「マッコリ会社の社長ですか?」

植村「そうなんです。最終的には、観光課の女性とビジネスで来ていた社長が車を出してくれてあちこち案内してくれました。さらに、その後で『役場のみんなと飲みに行くので来ませんか?』と誘われて、役場の人たちやその社長と盛り上がりました。『泊まるところはどこですか?』と聞かれたので、『これから適当に探しますが……』と答えたら、『じゃあ、家に来なさい』と言ってくれて、非常に楽しい時間を過ごしました。あれは本当に生で韓国の生活文化に触れることができた最高の時間だったと思っています。それ以外にも、食堂で地元の人と和気あいあいに酒を酌み交わしたことが何度もありました」

康「韓国では1人で食堂に入る人が少ないので、1人だと結構大変ですよね。基本的に焼肉も1人分は受け付けてくれない。焼肉を食べるときは、かならず2人分を注文しています」

植村「焼肉はさすがに1人だと食べられないので、誰か友達と一緒に行ったときに食べます。どうしても1人で行くと、普通の食堂がメインになります。たとえば、チゲだったり、スンドゥブだったり……。ときには肉を食べたくなるのでくやしさはありますね」

川の風景がいい

康「サムギョプサルにしても2人前注文するけど、雰囲気でペロッと食べちゃいます。韓国に行くと食欲が出るというか食べ過ぎてしまうんです。なにしろ、韓国では大盛りを頼む必要がない。普通に頼んでも、みんな大盛りだから。どれも、料理の量が多い。済州(チェジュ)でアワビのおかゆを食べると、ビックリするほどドでかい器に入ってくる(笑)。朝から、すごいボリュームですよ」

植村「韓国の人はよく食べますからね」

康「田舎に行くと、1人で行ってもテーブルに並べられないくらい無料のつきだしが出てきます。どうしても残してしまうんです。出してくる量が本当に2人前と変わらないからです。とにかく、料理を出すだけ出して、客の腹の都合を考えないのが韓国らしいですね(笑)」

植村「僕は本当に韓国をくまなく回りましたが、楽しいのが鉄道の旅です。日本の在来線より線路の幅が広いから、車両がゆったりしています」

康「韓国の鉄道に乗っていて、日本の車窓と違うのは、お墓がよく見えることです。韓国はそこらじゅうにお墓があるから、その中に鉄道が通っている感じですね。焼酎を飲みながらそういう風景を見ていると、『韓国に来たなあ』と強く思います」

植村「川の風景もいいですよね」

康「日本は急流が多いけど、韓国はそれほど高い山がないから川がゆったりと流れている。しかも、大河が目立つ。そんな川の風景を見ていると、なんとなくゆったりした大陸的な気分になるんです」

植村「韓国の川はかなり蛇行が残されていますよね。たとえば、北海道でも、逆に蛇行を戻す工事をしていました。北海道の川はもともと蛇行が多かったのに直線にしたので、鮭が遡上しなくなったんです。それで、今度は自然を取り戻すために蛇行を復元しているんですよ」

やっぱり鉄道の旅が好き

康「韓国は護岸工事をしていない川が結構多いじゃないですか。自然のままに残されている川が多いなと感じます。それは、すごく心地いいことですよ。ただ、韓国の鉄道は海が見える路線がほとんどないかな」

植村「本当にわずかですよ。さらに、路線を変えたりして、ますます海が見える鉄道が減ってしまいました。今は、名作『砂時計』のロケ地として有名な正東津(チョンドンジン)のところだけですね」

康「あそこの海岸はいいですね」

植村「本当に海がすぐそばで……」

康「個人的には鉄道が好きなのですが、韓国は、地方と地方の間の移動は長距離バスがほとんどです。とにかく、バスの便が発達しています。不思議なのは、そんなに利用者がいないのにひんぱんにバスが出発すること。地方都市間の利便性を高めるためだと思いますが、ガラガラの便が多いです。まるで赤字覚悟ですよ。韓国の交通は経済原則を考えないものが多い」

植村「そこがいいんですよね」

康「韓国に初めて行ったのはいつですか?」

植村「2008年です」

康「ちょうど10年前ですね。この10年で変わったところはありますか?」

植村「いろいろ変わったと思います。こちらが慣れたせいもあると思うんですが、ちょっと薄味になったという印象を受ける反面、変わっていないところは変わっていないわけですが、鉄道に関しては変化が激しいですね」

康「すごく変わりましたね」

植村「面白い部分もあれば、残念でならない部分もありますね」

康「この10年で韓国の鉄道は、新しい路線が開通したり駅が生まれ変わったり……。変化が激しいです。たとえば、『冬ソナ』のロケ地に行くときに通る加平(カピョン)駅。僕がそこに初めて行ったのは、2003年です。あのときは、本当にローカル中のローカルという感じがしました。それが、今は未来の駅みたいに新しくなりました。この10年で韓国の鉄道は、いろんな意味で投資が進んで駅舎が立派になりました。古き良き大陸の鉄道というイメージはだいぶ薄れてきましたね」

植村「自分は、やっぱり鉄道の旅が好きだからだと思いますが、『なんでこう変えなきゃいけないのか』と思うことが多々あるんですよ。やっぱり、韓国は変化が激しすぎる国なんですね」

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「少数精鋭のエリート主義がはびこる」

2018’07.12・Thu

対談/植村誠・康熙奉「少数精鋭のエリート主義がはびこる」

韓国の鉄道を乗りつくした探訪ライターの植村誠と康熙奉(カン・ヒボン)が語り合う対談です。
今回も長い韓国での滞在を通して強く感じたことを話し合います。

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写真=植村誠

古さを顧みる人が少ない

植村「韓国では、『古いものを保存するという意識が希薄では』と思うんですよ」

康「古いものに対する対する愛着があまりないですね。新しいものにどんどん変えていきます。その分、古いものは切り捨てていく。そうやって成長してきたのが韓国社会だと思います。朝鮮戦争で完全に国土が破壊されつくして、そこからの復興だったわけですが、そのときの考え方というのが『新しいものをどんどん作っていくんだ』ということで、切り捨てられたものがとても多い」

植村「それは韓国の人がよく言いますね。書籍やCDにしても、古いものがお宝として保存されることが少ないです。もう、貴重なレコードも二束三文という感じです」

康「日本なら、アンティークなものに価値を見いだします。何十年前の書籍だったりレコードだったり……。韓国はそういう古さを顧みる人が少ない。そういうところは多様性に欠けますね。たとえば、韓国の人はみんなで一緒になって突き進んでいくところがあって、そこから外れて『俺はこれをやるんだ』っていう人が少ないんです。なにしろ、みんなが高学歴を求めて突っ走っていって、そこから外れた人は置いていかれて、残った人だけがさらに突き進んでいくみたいなところがあります。それは、韓国そのものが、目標を決めたらそこに突き進んでいく社会だからです」

植村「桑原史成氏が著作『韓国真情吐露』の中で触れている話ですが、ある写真家が韓国で写真展を開いたんです。とても好評で大学生からの質問も多かった。その1つが『日本では、先生みたいにフリーランスのカメラマンでご飯が食べられるんですか?』というもの。こういう質問が出ること自体が、韓国ではどこかの会社に所属しないで個人で仕事をする発想がないのかと思いました」

フリーで仕事をやりづらい社会

康「韓国は、フリーランスではご飯が食べられないんですよ。ノンフィクションの本にしても、すべて新聞記者が書いたものになってしまいます。フリーランスのライターは、日本では需要がありますが、韓国は存在すら難しい。カメラマンやデザイナーも同様です。どこかの会社に所属していなければ仕事ができないですね」

植村「韓国の若い世代はそれを窮屈だと思っているでしょうね」

康「窮屈というか、そうやって食べている人がいないんだから、最初から考えていないと思います。なにしろ、高学歴で大企業に入るという目的の人ばかり。たとえば、フリーライターと書いた名刺を持って行ったとしても、相手にされないと思いますよ」

植村「日本とかアメリカだと、フリーで仕事ができるというのは、それなりに実力があるということじゃないですか」

康「でも、韓国だとフリーという存在がほとんどないから、会社に入っていない人はジャーナリストじゃないということになってしまいます。考えてみれば、韓国社会で生き残るのも大変です。一方では高い学歴を持って大企業に入って、すごく自尊心を持って仕事している人がいるわけですよ。その一方で、そのラインに乗れないで夢を実現できない人がいっぱいいる。そんな人たちに次なるステージがなかなか用意されないのが韓国社会の厳しさですね」

植村「日本にもそういうところはあると思いますが、韓国はドロップアウトが非常にしづらい社会ですよね」

スポーツのメダル至上主義

康「スポーツも、小さいころから才能がある人だけを少数精鋭で鍛えまくって立派な選手にするというのが韓国の現実。早い段階からエリート主義的な育て方をします。才能を早く見せない限り、国家代表レベルまで行けないわけですよ。日本だったら、途中から急に成長して一流になるような野球やサッカーの選手がいくらでもいるじゃないですか。韓国では、小学校や中学校くらいに才能を見せておかないとその先にはいけない」

植村「日本みたいに、部活動みたいな発想がまったくないわけですね。かつて、日本に留学に来たという若い人と知り合いました。そのときは午後4時くらいだったのですが、そんな時間に学生が街を歩いているのを見て驚いていました。『我々の国では、その時間は学校で自習して、その後は塾へ通います』と言っていました。さらには、『日本のように多くの人が部活に励むということはありません。部活をするのはプロをめざすような人ばかり』と説明してくれました」

康「たとえば高校の場合は、日本だと陸上部があって、サッカー部があって、野球部があって、テニス部があって、水泳部があって、バスケ部があって……と、およそのスポーツの部がそろっているじゃないですか。韓国は違います。『ここは野球だけ、この学校はサッカーだけ』と決まっているんです。一番わかりやすい例は高校野球。日本は夏の甲子園をめざして二千数百の高校が地方大会に出場しますが、韓国は全国大会をめざす高校の数は100にはるかに届かない程度。極端に部員数が違います。それは、少数精鋭のエリート主義を採用している結果です。

植村「それでも、オリンピックでメダルをたくさん取りますよね」

康「メダル数にかぎれば、少数精鋭のエリート主義は成功しています。けれど、スポーツ人口の裾野は広がらない。一般の人がスポーツを楽しむ割合が低いんです。それが、メダル至上主義の影響と言えるかもしれません」

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「韓国に行くのは心のリハビリです」

2018’07.10・Tue

対談/植村誠・康熙奉「韓国に行くのは心のリハビリです!」

韓国に50回以上も出掛けて主な鉄道をすべて乗り尽くした植村誠(探訪ライター)と康熙奉(カン・ヒボン)が韓国をテーマに語り合います。

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写真撮影/植村誠

距離感を縮める対人関係

康「やっぱり、韓国の旅は楽しいですよね」

植村「日本の旅と似たところもあります。けれど、ちょっと違うんですよね。その違うところの何に魅力を感じるのか。それによっても印象が変わってきます。とにかく、やめられない面白さがあると思います」

康「人間が面白いですよね」

植村「本当に同感です。以前、康さんが書かれた韓国紀行の本を読んで、『この人、同じこと考えてるんだな』と思いました」

康「韓国の人は知り合いになるととてもフレンドリーで、距離感をとことん縮めてフトコロに飛び込んでくるんです。市場の屋台では、結構酔っぱらっている人が多くて、ちょっと話すと『家へ来い!』とすぐに家まで引っ張っていこうとする人もいれば、意味もなくラッパを吹いている人もいます(笑)。なんでラッパなのか、よくわからないのですが……。やたらと話しかけてくる人が多いですね」

植村「対人関係で距離感を縮めるのが韓国のスタイルですね」

康「日本でも昭和の時代を懐かしむ風潮がありますが、日本から韓国へ行くと、国全体がそういうノスタルジックな雰囲気を漂わしてますね」

植村「確かにノスタルジックな部分が多いですね。光州(クァンジュ)では、子供のときに出歩いた風景に近いものを感じました。やはり韓国というのはある種の懐かしさをくすぐるところがあると思いました。ただ、いま康さんがおっしゃった『昭和』というレッテルはあえて貼りたくないという気持ちも同時にあります。そこにあるのは、現代を生きる
韓国という国であり、人々であり、町であるというところです」

康「その心情はよくわかりますね」

文化的にも中国と日本のド真ん中

植村「ソウルという大都市の一画にも、雑多な町がまだ残っています。いま、『まだ』と言いましたけれど、それが町の活気につながっています。ただし、韓国にある種の期待をして出かけて行って、裏切られることもあります。たとえば、初めて慶州(キョンジュ)に行ったときのこと。『何だ、慶州ってこんな町か』という印象。食堂があまりなくて、本当に困りました」

康「確かに、慶州は食堂が少ないですね。お金がある観光客なら、立派なレストランに案内してもらえるでしょうが、バックパッカーにはちょっとつらい」

植村「ガッカリすることもあるのですが、それでも韓国を旅しているという実感が沸きます。とにかく、韓国は『ケンチャナヨ』の国ですよ」

康「ケンチャナヨ、というのは、いい加減な響きもありますが、人を傷つけない意味もあります。トラブルが起きたとしてもケンチャナヨの精神によって問題が解決することがあると思うんです」

植村「大いにありますね」

康「今まで韓国で生活感のある場所……たとえば市場に行く、鉄道に乗る、飲み屋に行く、それから観光地化されていない田舎なんかを歩いたときに、一番面白いのは現地の年配の人たちと会話を交わしたときですね。全体的におおらか。半島とは言っても大陸には違いがないわけで、島国から行ったときには解放感を感じます」

植村「文化的にも韓国は、中国と日本のド真ん中。大陸的なところもすごくありますし、日本人の情緒に近い雰囲気を感じることも多いですね。それから、韓国は行動的ですよ。とりあえず何かをしようとか、何かアクションを起こして問題があってもそこで解決していけばいい、という感じ。開き直りじゃないですが、何もしないよりは何かアクションを起こして、そこから乗り越えるのが面白いという空気がみなぎっていますね」

自分の感情を満足させることを優先

康「日本だと、ここから先をしゃべっちゃうとトラブルになるなと思ったら、自分で発言を抑えるところがあります。逆に、韓国の人は自分が思っていることを話さないと一番のストレスになるんです」

植村「たとえ揉めようが、自分がやりたいことは絶対にやる、という気持ちが強い」

康「韓国映画を見ていて思うのは、場面として残忍だったり、物議をかもすようなところも省略しないで全部見せる。そういう部分は日本ではほとんど省略してしまいます。日本映画で助かるのは、人間の感情をさかなでにするような辛い場面が少ないこと。韓国映画は、そういうところを絶対に省略せずに、ここまで見せるかというくらいに細かく描いていく。僕は、韓国映画が好きでよく見ていますけれど、何回も下を向いてしまう場面がありますよ」

植村「わかるような気がします」

康「どんなものでもありのままに出すし、人はできるだけ言いたいことを言う。揉めるかどうかはその後の問題であって、まずは自分の感情を満足させることを優先する。それが韓国だと思います」

植村「子供ときにどこか出かけるときのようなワクワク感といったものが、韓国には多いですね。さらに言うと、心のリハビリにピッタリ」

康「心のリハビリ?」

植村「自宅にいるときは、どうしてもパソコンの前で原稿書いたり、資料を整理したりということが多い。ストレスがたまります。そんな心を楽しくリハビリしてくれるのが韓国なんですよ」

康「それで50回以上も行っているんですね」

植村「リハビリですから何回も行かなければなりませんね(笑)」

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「韓国の人々はすぐに豹変する」

2018’07.05・Thu

対談/植村誠・康熙奉「韓国の人々はすぐに豹変する」

植村誠(探訪ライター)と康熙奉(カン・ヒボン)が韓国をテーマに語り合っています。今回は、韓国の人たちが状況に応じてすぐにコロッと変わることが話題になりました。

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写真=植村誠

何でも面白がる精神

康「ソウルで地下鉄に乗っていると車内に物売りさんがよく現れますよね」

植村「結構来ますね」

康「その物売りさんが車中ですごく大きな声で商品の説明をする。売っているのは傘とか乾電池とか扇子とか。そのとき、難しい顔して新聞を読んでいるキャリアウーマンみたいな人が本当に嫌そうな顔するんです。それを見ていて、『この人は絶対に買うわけないよな』と予想するのですが、物売りさんが前に来るとあっさり買ったりするわけですよ。本当にコロッと変わる(笑)。買いそうもないような人が、喜んで買うというギャップが面白いんです」

植村「物売りさんの出現は大好きですね。地下鉄の中で『ここに取り出しましたのは……』とオッサンが汚い箱から商品を出すわけです。『こんなの誰が買うんだろう』と観察していると、それが結構売れるんですよ。韓国に行くたびに、地下鉄に物売りさんが現れると、『いいなあ』と喜んでいます。日本のネットの記事では、韓国の物売りさんをバカにする意見もありますが、そこを非常に面白がれる人というのは、おそらく韓国だけではなく、アジアの旅を大いに楽しめると思います」

康「南大門(ナンデムン)市場の屋台で食事をするときに注意深く見ていると、人によって勘定が全然違うんですよ。定価があってないようなもの。お店の人も出せる人と出せない人を瞬時に見分けて、出せそうな人は高めに設定して、そうでない人にはそれなりの料金にする」

植村「それが韓国的な臨機応変ですね」

韓国的な序列主義

康「相手を見て瞬時に対応するというのは、やっぱり儒教の国らしい序列主義を感じますね。序列に応じて、言葉遣いを変えなければならないでしょ。つまり、自分と同等なのか、自分より格下なのか格上なのか。それによって、言葉遣いや態度を全部変えていくわけです。その序列の根拠というのは、年齢だったり、男女差であったり、経済力だったり、学歴だったり……。そのすべての要素を瞬時に見分けて自分の立ち位置を決めるということが韓国人は慣れている。権威主義的で横柄な人もいるけど、臨機応変に対人関係をこなすことが韓国では特に求められますよね」

植村「いま序列とおっしゃいましたが、1つ印象に残っていることがあります。ソウル駅の課長さんに一度いろいろお世話になって、改めてまた行ったら、たまたまキップ売り場の窓口に課長さんが座っていたので挨拶したんですよ。それで、『今日はKTX(高速鉄道)の取材をしに来ました』と言ったら、『本があるかちょっと待ってて』と彼は部下に何か指示しました」

康「課長さんも世話好きですね」

植村「ええ。ところが、キップ売り場なので並んでいる人たちがいるわけです。ちょっと迷惑かけちゃまずいと思ったので、窓口をどいたんですよ。その間にも課長さんはこちらを気にして、話しかけてきました。そうしていると、キップを注文していた客が、『何でこんな奴を相手にすんだ』みたいな顔をしました。悪意まで感じませんけど、伝わってくるんですよ。ところが、その課長が『ソンセンニム(先生様)』とこちらを呼んだわけです。その瞬間の韓国人の客の変わりよう。そのとき、儒教文化の序列社会というのを感じました」

康「課長さんの年齢は?」

植村「自分と同じくらいだと思いますが、並んでいた客は自分よりちょっと年上という感じでした」

康「客からすれば、『ソンセンニム』と呼ばれた植村さんのほうが序列が上だと思ったんでしょうね」

情が深い人たち

植村「韓国南岸の青山島(チョンサンド/ドラマ『春のワルツ』のロケ地として知られる)に行ったときに、たまたま行き合った女性が小学校の先生で、僕が『旅行のライターをやっています』と自己紹介をして、『お仕事は何をされているんですか?』と聞いたら、『ソンセンニム』と答えました。『自分でソンセン(先生)にニム(様)を付けるのか』とビックリしました。日本人には理解しがたい言葉の習慣で、面白かったですね。それから、麗水(ヨス)での話なのですが……」

康「本当に韓国のあちこちに行っていますね」

植村「ええ。麗水の露店にふらっと入ったんですよ。他に客がいませんでした。あのとき、おばさんに何を注文したか覚えてないですが、注文したら『エッ』みたいな感じだったので、『もしかして、このおばさんは日本人が嫌いなのかな』と思いました。それでも、『そんなこと知ったことか』と座りました。料理は結構おいしかったんですよ。実際、おいしそうに食べているのが相手にも伝わったみたいで、『どこから来たの?』みたいな話になって僕が『これ、おいしいね』と言ったら、相手もすっかりご機嫌になりましたね。表情があまりに変わったのでビックリしました」

康「韓国人は対応の変化が著しいですからね」

植村「浦項(ポハン)でも同じことがありました。お店に入ったときにおばさんは僕が一発で日本人とわかったみたいで、『何でこんなところに日本人が入ってくるの?』みたいな態度だったんですよ。それで、僕がウルルンドの地図を見てたら、『あれ、ウルルンドに行くのかい』と言ってきたんです。それから、おばさんはすっかりご機嫌になっちゃって、リンゴをむきながらサービス満点。ちょっとしたきっかけで、韓国の人って、コロッと変わりますね」

康「女性の場合は、最初から愛想良くしている人はいないですよ。なぜかというと、女性は他人に対してむやみに愛想を良くしちゃいけないみたいな儒教的伝統がありますから。逆に、女性が最初から愛想良かったら『何かあるな』と勘繰ったほうがいいと思います。ただ、もともとはみんな情が深い人たちだから、対応してしゃべっているうちに打ち解けてきて、いろいろと世話を焼いてくれると思いますが……」

植村「地方に行けば特に、情が深い人たちが多いと感じますね」

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