2005年 ペ・ヨンジュン
2014’01.27・Mon
私が会ったペ・ヨンジュン
1秒で武装解除
내가 만난 배용준
1초만의 무장해제
2005.09 スクリーンinterview

すでに2年が過ぎた。
初めてペ・ヨンジュンに会って流れた時間だ。
<スキャンダル-朝鮮男女相悦之事>の封切りを控えて自ら'新人俳優ペ・ヨンジュンです'と紹介した彼はもう想像も許さない人気と名声を得たアジア最高のスターとしてそびえ立った。
恐ろしい歳月の流れは果たして彼をどのように変化させたのだろうか?
結論から言うと彼のトレードマークの口元の微笑は少しも消えなかった。
ペ・ヨンジュンに初めて会った時だ。
遠ざかる記憶のトンネルでパズルのかけらを合わせてみたら、そうだ、その時は彼が恐ろしくてなじみが薄かった記憶が浮び上がる。
ドラマで彼はいつもやさしくて多情多感な人だったけれど、記者が聞いた彼に対する情報は全く違った。
色々な話を総合してみたらペ・ヨンジュンは口数が少なくて鋭敏な方だからインタビューが容易ではないということだった。
その上ドラマ活動をしながら、TVトークショーにただ一度も出演したことがない俳優というものも負担になった。
それは彼が演技をする姿以外に気楽に話を交わす姿は一度も見たことがないという意味だった。
誰も辿り着くことが出来ない南極の到達不能点に挑戦する気分だとしたら少しオーバーだろうか。
色々な理由で話す才能がないことでは同じである記者としては緊張するほかなかった。
彼に会う前、時間を浪費しないためにより正確で多くの質問を選んで、もしかして記事に使えそうな話の種が出てこないのだろうかと気をもんでいた。
しかもペ・ヨンジュンはスキャンダルにただの一度もからまったことがないほど自分の管理に徹底することでも有名だった。
なにをかいわんや、マネジャー側からインタビュー前質問紙をくれという要請をして、まるで宿題検査を受ける心情で冷や汗を流しながら作成した質問紙を送った。
すでに彼に会う前に徹底したペ・ヨンジュンに会ったわけだ。
荒唐にも記者の心配は全部取越苦労に過ぎないことが彼に会って1秒も過ぎずに発覚した。
端正であか抜けた格好を予想したけれど、彼はカジュアル トレーニング服姿の気楽な衣装を着てスタジオに大股でつかつかと歩いて入ってきた。
その大きな手を差し出して先に握手を求める彼は記者に向かって笑いながら
"僕たち以前どこかで会いませんでしたか?"
といきなり親しく話しかけた。
若干慌てた記者は'こりゃ、やたら親しいふりをするのか?'と疑いながら、冷たく
"いや、初めてお会いするものです"
と言ってそっと咎めた。
その時ペ・ヨンジュンは首をかしげながら自身の頭脳メモリーを素早く検索するようだった。
そんな彼に記者は"私が平凡に見えるのでそんな言葉をよく聞きます"
という言葉を出すことになって自然に既視感についての話を互いに交わしながら凍りついた緊張感がするりと溶け始めた。
記者を随分緊張させた質問紙要請について尋ねた時も彼は予想外の返事をした。
"質問紙はあらかじめ答えを準備しようと要請したのですか?"
という質問に彼は
"マネジャー達がチェックをして、僕は見ません。前もって準備したら話をつくることになるかと思って"
という返事をした。
そのような自分の率直な姿を見せるのが正しいというペ・ヨンジュン式模範答案そのままだった。
そのように彼に感じた第一印象は思ったより率直で気楽だという点だった。
<スキャンダル-朝鮮男女相悦之事>に出演した理由が"PDがとても可愛くて"と冗談を言うほど余有がある人だった。

それにもかかわらず彼は決して容易い相手ではなかった。
画報撮影をしていて洋服のボタンをはずすのかやめるのかという些細な問題もスタイリストと相談する几帳面な彼だったからだ。
その上気難しいことで定評があるイ・ジェヨン監督と共に仕事をするのは難しくなかったのかという質問に
"僕も見くびれませんよ"
としっかりと話す声からも強靭なことは簡単に探すことができた。
インタビュー前彼の側近から聞いたとおり、彼は自分の姿を最大限精製された状態に見せるために骨を削る苦痛も厭わない人だった。
'完璧主義者'という修飾語はペ・ヨンジュンを飾るために作られた修飾語に間違いなかった。
気乗りのしない冗談さえも自分の完璧さの中に引き込む徹底した人。
鋭い目つきとやさしい微笑が共存して、簡単に近づいて来るが簡単に近づいて行くことは難しい人。
私の記憶中のペ・ヨンジュンはそうだった。
2年が過ぎたの後彼との二回目の出会いは一層安らかな気持ちで持ったが、少しも緊張感を緩めることができなくさせるカリスマは相変わらずだった。
一つ変わった点は以前より冗談が減ったということだ。
演技に臨む姿勢はもちろん、一言により一層気を遣って努力する姿がありありと見えた。
それは自分を見守るファンに対する責任感のためだった。
"いつも僕の忍耐心を試せることに挑戦して、新しい姿を作ろうと努力します。
何をしようがそのままありのまましたくありません。
それは僕を好きで見守ってくれる人にあげるプレゼントです。
僕がしなければならないことで責任でしょう。
"どんな仕事をしようが、彼は自らを虐待するのではないかと思うほど自身をむち打つ姿を見せたりした。
胸中でOKサインを送る前まであきらめることを知らない彼は、得難い実が甘いという命題を体で体感したのだ。
"演技が僕の人生で占める割合がほとんど100パーセントに近い"と話す彼に'ヨン様熱風'は絶対口の中に落ちた柿ではないということが分かった。
<四月の雪>のクランクアップの日、ペ・ヨンジュンは現場スタッフ達にMP3、デジタルカメラ、PSPのうち一つをプレゼントして、一人一人直接カードを書いて渡した。
もっと近づきたかったのにそう出来なかった物足りなさ、大変な状況の中でも笑いを失わずに映画にまい進したスタッフ達の労苦に対するありがたさを真心を込めた贈り物として表現したかった彼の気持ちだった。
そんな情が溢れる心遣いは記者にも向けられた。
"今日僕がとても早口で話しませんでしたか?
記事を書かれるのに話が不足するかと思って早く話したのですが大丈夫ですか?"
その話を聞いて、以前は質問を投じたら返事をしばらく待たなければならなかった記憶がよみがえった。
写真撮影で時間が遅れたことに気づいた彼は記者が前もってお願いしなかったのにこういう配慮を惜しまなかった。
感動というのは大きなところからくるのではなく些細な印象からくるという事実を、ペ・ヨンジュンとの二回目の出会いを通じて皮膚で感じることができた。
会う人に変化を与えること。
それは明らかに彼が持つ最高の長所だった。
-BYJ's History-

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