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観光韓日戦、苦い逆転負け

2015’11.07・Sat

観光韓日戦、苦い逆転負け
01_2015110712125599a.jpg# 4日午後1時、ソウル・明洞(ミョンドン)の通り。
化粧品店のあちこちから店員が出てきて中国語と日本語で客引きをしている。
だが、店内は概して閑散としている。リップスティックを濃い目に塗った店員(26)は、「観光客自体が大幅に減った」と話した。
2年前に明洞の通りにあふれていた日本人は見るのが難しく、中国人観光客が時々明洞の通りを背景に写真を撮りまくる。
周辺の百貨店も事情は同様だ。

# 同じ時刻の東京・銀座。どの百貨店も中国人観光客であふれている。
彼らは手当たり次第にショッピングする。ブランド品には価格表がついており、あえて長々と話す必要はない。
嵐のようなショッピングと呼ばれる「暴買い」で売り場をさらうのに現金を出す。
昨年10月から免税対象が化粧品や食品などに追加拡大され一般店も中国人観光客で込み合う。
最近日本メディアが時々刻々と伝える日本の風景だ。

958万人対1448万人――。
「煙突のない産業」と呼ばれる観光産業で1~9月の韓国と日本の成績表だ。
韓国は2009年以降昨年まで6年連続で外国人観光客誘致実績で日本を圧倒した。
この間にどのようなことがあってこうした結果がもたらされたのだろうか。
通常はMERSが外国人観光客の足を遠ざけ、円安が真空掃除機のように外国人を日本に吸い込んだためだと分析する。

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観光産業が未来の収益源に浮上し、最近開かれた韓中日3カ国首脳会談では2020年までに3カ国間の人的交流を3000万人に増やすことで合意した。
このため3カ国首脳は東アジア域内観光を促進するため「東アジア訪問キャンペーン」のような共同マーケティングも推進することにした。
韓国はこのキャンペーンで果たして実益を得られるだろうか。
現在の韓国の観光産業のあり方ではそうは思えない。
むしろ現在の状態では観光客を日本にすべて奪われる可能性が大きくなっている。

アベノミクスの観光産業振興政策を見れば想像が付く。
安倍晋三首相は2013年6月に日本再興戦略として観光を成長戦略の柱のひとつに掲げ、2030年に外国人観光客3000万人を誘致する計画を立てた。
当初は懐疑論が多かった。
1000万人にも満たない外国人観光客をどのように3000万人に増やせるのかという反問だった。

20151105092411-1.jpg しかし安倍首相の計画は翌年から成果を出し始めた。
2013年には初めて1000万人を突破し外国人観光客が増えると、今年1~9月には韓国を追い抜いた。
こうした傾向ならば年末には2000万人の記録を早期達成するだろうとの観測が出ている。
安倍首相の「観光立国政策」は4~6月期の外国人消費額が過去最大を記録し数値でも成果が確認された。
日本の観光庁によると、4~6月期の訪日外国人消費額は前年同期比82.5%増の8887億円だった。
これに対し韓国は1~9月の外国人観光客が前年同期比10.3%減の958万人にとどまった。
韓日間の観光産業逆転の表面的理由には日本の円安、韓国のMERSのような特殊要因が挙げられる。

しかしこれがすべてではない。
果敢な規制改革が日本の観光産業の競争力を一気に高めた。
観光客入国のために空港と港湾を速やかに拡充し、宿泊施設の外国人誘致環境を改善した。
そして安倍首相はショッピングツーリズムを掲げ観光客が日本で財布を開きながらも楽しい旅行になるようにさせた。
このために消費税免除品目を果敢に拡大し、2012年に4173カ所だった免税店が今年4月には1万8779カ所に急増した。
カジノも果敢に認めるという方針だ。
まるでトウ小平が資本主義を導入し「黒猫白猫論」(黒い猫でも白い猫でもネズミをよく取れば良いという意味。
資本主義でも共産主義でも関係なく人民が良い暮らしをできるようになればそれが一番という意味)を掲げたように、安倍首相も煙突のない観光産業を高付加価値産業に育てたのだ。

規制改革は日本の観光産業の内部競争力と合わさり力を発揮した。
5種類だけ挙げてみる。
(1)円安=日本旅行の経費が安くなり観光客が大きく増えるのは事実だ。
(2)魅力=日本観光の魅力はおもてなし精神から出る。
顧客に対してはわずかな粗相もなく接待しなければならないという顧客をもてなす文化が根強い。
旅館に行けば夕方に懐石料理が出る時に着物を着た従業員が敷居からひざまずいて入ってきてその日の料理の概念を説明する所が少なくない。
(3)食べ物=日本はミシュランの星(優秀なレストランには星3つが最高)が世界最大だ。
路地裏のうどん屋もサラリーマンが500円にもならない金額でおいしく食べることができる。
これに対しグルメも可能で、寿司1人前で3万円の所もある。
それだけ日本では飲食サービスの深さと幅が大きく多様だ。
(4)親切=日本では顧客に対する親切が身についている。
(5)ショッピング=日本は商品が豊富でショッピング天国だ。
価格別に多様なモデルがあり、デザインも差別化されており顧客の心をとらえる。
商品化できる祭りも数千種類に達する。
日本が今年の世界旅行観光産業競争力ランキングでアジア1位になったのにはそれだけの理由があるという話だ。

-2015年11月05日 中央日報-




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