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日本と違う韓国のビックリ 19・20

2016’05.28・Sat

日本と違う韓国のビックリ 19・20

第19回 歴史から学ぶ教訓

ソウルに行ったときは、光化門(クァンファムン)に近い旅館にいつも泊まっている。
その旅館から街中に出るときには、李舜臣(イ・スンシン)の像の前を通る。
その度に、ゆっくり像を仰ぐ。
像の位置が高すぎて、すぐに首が痛くなるのだが……。

日本に渡った朝鮮王朝の使節

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ソウル中心部にある李舜臣の像

李舜臣といえば、朝鮮出兵である。

彼は救国の英雄として朝鮮半島の歴史に燦然と輝いている。

しかし、李舜臣を讃えるだけでは歴史から教訓を得られない。
私がいつも思い出すエピソードは韓国にとって苦いものなのだ。

それは、1590年の出来事である。

天下統一を果たそうとしていた豊臣秀吉は、大陸に侵攻する意思を明確に持っていた。
日本での不穏な動きを察知した朝鮮王朝は、秀吉の天下統一を祝賀するという名目で、偵察を目的とした使節を派遣した。

使節は日本に渡ったが、そのとき秀吉は小田原攻めの最中だった。
使節一行は京都でしばらく待たされることになった。

待っている間に使節は、日本の国情をもっと冷静に調べ上げるべきだった。
それなのに、ただ時を待っていたとしか思えない。

小田原攻めが終わった後に東北を回ってきた秀吉は、1590年の秋に京都に戻ってきた。

正使と副使の意見が違う

ようやく朝鮮王朝の使節は秀吉と面会したが、外国の使節に対して秀吉の態度はかなり無礼だった。
宴席でもてなす食事は決して豪華とは言えなかったし、自らの赤ん坊を抱っこしながら使節と相対したのである。

しかも、赤ん坊が粗相をして、秀吉があわてふためくという一幕もあった。
朝鮮王朝側の立腹も甚だしかった。

ただし、使節たちは秀吉に会って、どんな印象を持ったのだろうか。

戦乱の世を終わらせて天下統一を果たした人物。
傑物だと思っていたら、無礼な田舎者のように見えたのだろうか。

朝鮮王朝に戻ってきた使節のうち、正使の黄允吉(ファン・ユンギル)は国王の前で次のように報告した。

「秀吉はかならずや我が国に攻めてくるでしょう。万全な備えをしたほうがよろしいかと思います」

黄允吉は国防の強化を訴えたのだ。

一方、副使の金誠一(キム・ソンイル)は次のように語った。

「秀吉はまったく取るに足らない人物でございます。我が国に攻めてこないことは明白でしょう」

同じように秀吉と面会した正使と副使の意見が、真っ向から対立したのである。

その場合、格上の正使の意見が通りそうなものだが、実はそうではなかった。

それはなぜなのか。

派閥の力学で決まってしまった

当時の朝鮮王朝は、政府高官の間で派閥争いが熾烈だった。

しかも、黄允吉と金誠一がそれぞれ所属していた派閥は対立していて、仲が険悪だった。
さらに言うと、金誠一がいた派閥のほうが主流派だったのである。

最終的には、派閥の力学が影響した。
政治的に主流派に属していた副使の金誠一の意見が通ってしまったのである。

なんとも、驚くべき失態である。

結局、攻めてこないという金誠一の言葉を信じた朝鮮王朝は、国防の強化に乗り出さなかった。

朝鮮王朝は建国から200年を迎え、太平の世を謳歌していた。
ぬるま湯にひたるような政治的体質が、おろそかな国防体制を招いてしまったのだ。

海の向こうで秀吉は、朝鮮出兵の準備を着々と進めた。

九州北部の唐津に名護屋城を建設。
そこを拠点にして、1592年4月から朝鮮半島に攻め入った。

都の漢陽(ハニャン)が陥落したのは、攻められてわずか20日くらいであった。

その前に国王は北に向かって逃亡している。

そんな歴史の出来事を、李舜臣の像を見ていて思い出した。


第20回 酒の飲み方

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ビール党は少なかった

韓国で酒といえば、焼酎である。

10年ほど前、地方をまわっていて食堂に入ると、私(康熙奉〔カン・ヒボン〕)を除いてみんな焼酎を飲んでいる、ということがよくあった。

私はビールを頼むのだが、食堂に置いていないこともあったりして、店のアジュンマ(おばさん)があわてて外に買いに行っていた。
それほど、地方の食堂でビールを飲むというのはポピュラーではなかったのだ。
今では、ビールを飲む人が少しずつ増えてきているようだが……。

まだ貧しかった1960年代を描いた韓国ドラマを見ていると、出てくる男たちはこぞってマッコリを飲んでいる。
当時は「酒といえばマッコリ」だったことが、ドラマを通してわかってくる。

ただし、今、ソウルでマッコリを飲んでいる人はあまり見かけない。
「マッコリは貧しかった時代の安酒」というイメージがあるせいか、見栄っ張りの韓国人はマッコリなど眼中にない様子で焼酎ばかり飲んでいる。

その飲み方にもしきたりがある。
お湯や水で割らない、継ぎ足しはしない、女性はお酌をしない……などである。

割り勘はほとんどない

酒の飲み方にも「長幼の序」が出る。

韓国では、年下が年上の前で酒を飲むときには、顔をそむけたりしている。

失礼では?

そう考えるのは日本的すぎる。

韓国の慣習では、年下が年上の前で酒を飲むのは生意気なので、失礼がないように横を向きながらコッソリ飲むのである。

ただし、ずっとそれをやられては、年上も落ちついて飲めない。

「横を向かなくていいよ」

そう年上が年下を促したり、逆に年下が年上に向かって「横を向かなくていいですか」と断ったりしている。

こんなやりとりこそ、日本から見たら「面倒くさい」と思うかもしれない。

酒の勘定でも割り勘はほとんどない。
結局は誰かがまとめて払うことになる。

この場合、払う人は暗黙の了解で決まっている。
かならず年長者が率先して払うわけではない。
「誘った人」「肩書が上の人」「お金を持っている人」「今日は絶対に払いたいと思っている人」「やっぱり年上の人」などが払う立場になる。

仮に「割り勘にしよう」と誰かが言いだしたりしたら、「そんな日本人みたいなことをするな!」と年長者が一喝するだろう。

ただ、若者の間では、合理的なやり方だとして割り勘が見られるようになってきたのだが……。

『冬のソナタ』で有名な海岸

韓国のあちこちで飲み歩いてきたので、酒に関しては様々な記憶があるが、1つだけ思い出してみよう。

2004年7月、江原道(カンウォンド)のチュアム海岸に行ったときのことだ。

この海岸は『冬のソナタ』の第18話に出てくる。
ユジンとの別れを決意したチュンサンが彼女を誘って行った海が、まさにチュアム海岸だった。
ドラマの名場面を思い出す人も多いだろう。

実際にとても美しい海岸で、私もチュンサンとユジンが泊まった民宿にやっかいになった。

夜は地元の食堂で極上の刺し身を食べ、かなり酔いがまわっていた。
それでも懲りずに、酒を買って砂浜に腰を下ろして飲んだ。

焼酎が何本あっても足りない。
その度に再び買い出しをして、砂浜で飲み続けた。

「チュンサンとユジンもこの砂浜に座っていたなあ」

そんなことを思いながら、『冬のソナタ』の名場面にあやかって、海に向かって思い出の品を投げるポーズまでしてみた。
ほとんど泥酔状態である。

寝入ってしまった。

夢の中で、犬が吠えている。
その声がどんどん近づいてくる。
しまいには、犬の臭いまでしてくるではないか。

怪しい者ではありません

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昼は美しいチュアム海岸なのだが……

「夢に臭いが付いているのか」

そう思った瞬間に目が覚めると、ドーベルマンのような猛犬がまさに私に襲いかかろうとしていた。

その犬を誘導しているのが銃を持った兵士だった。
それも数人。
私は猛犬と屈強な男たちに囲まれていた。

本当に恐ろしかった。
一瞬で酔いが覚めた。

「何をしている?」

若い兵士の鋭い声が飛んだ。

何をしているも何も、酒に酔って海岸で寝入っていただけだ。

<それのどこが悪い? とにかく、命だけはお助けください>

私は猛犬を避けながら、必死にそう思った。

兵士たちの銃が闇の中で不気味に光っていた。

「ここは夜間立ち入り禁止だ。そんなことも知らんのか」

兵士にきつい口調で言われた。

彼らの説明によると、北朝鮮の兵士の侵入を防ぐために夜間の海岸は完全な立ち入り禁止になっているそうだ。

うかつにも知らなかった。
私はとにかく「怪しい者ではありません。日本から来た、ただの酔っぱらいです」ということを説明して、逃げるように民宿に戻っていた。
まさに「脱兎のごとく」である。

あんなに怖い思いをした酒はなかった。

チュンサンを気取ったのがいけなかった。
彼らも夜間立ち入り禁止の海岸で撮影をしていたわけだ。
もちろん、軍の許可を得ていたに違いないが……。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

-愛してる韓国ドラマK-POP-




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