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『冬のソナタ』の初放送を振り返る

2017’01.18・Wed

15周年!『冬のソナタ』の初放送を振り返る

現在、続編の脚本が執筆されている『冬のソナタ』。
ついにパート2の制作が実現しそうだ。
振り返ってみれば、永遠の傑作が韓国で初めて放送されたのが、ちょうど15年前であった。

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ライバルが強かった

韓国のKBSで2002年1月14日に『冬のソナタ』の第1回が放送された。
時間は、毎週月曜日と火曜日の午後9時50分からの70分間である。
放送するKBSの期待は非常に大きかったが、視聴率の面からは苦戦が予想された。
それはライバルが強すぎたのである。
当時、KBSのドラマは視聴率が悪く軒並み不振に陥っていたが、特に月曜日と火曜日の夜10時台がひどかった。
当時の月・火の夜10時台は、時代劇が圧倒的に強く、平均視聴率ではSBSの『女人天下』が40%、MBCの『商道』が20%を記録して、KBSのドラマはわずか6%という惨敗ぶりだった。

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視聴率が3倍近くに上昇

人気絶頂の『女人天下』は、朝鮮王朝時代の宮廷を仕切る女性たちの壮絶な権力闘争を生々しく描いた時代劇である。
一方の『商道』は、朝鮮王朝時代に実在した巨商の波瀾万丈の生涯を綴った作品。
ベストセラー小説をテレビドラマ化したものだ。
当時、韓国の固定視聴率は65%と言われていた。
『女人天下』と『商道』で60%をあげていたので、残りは5%前後しかなかった。
しかも、『冬のソナタ』は視聴率の数字を取りにくい恋愛ドラマ。
果たしてどの程度の視聴率をあげられるかがKBSも不安だった。
しかし、『冬のソナタ』は強かった。
第1回の視聴率が16・3%。前週までは平均6%の時間帯だったのに、一気に3倍近くまで上昇させた。
そのあおりをもろにくらったのが『女人天下』だった。
平均40%の視聴率だったのに、一気に31・7%まで下落した。
『商道』のほうは前週とほとんど変わらない20・1%だった。
要するに、『女人天下』が描くドロドロした女たちの争いに一喜一憂していた女性たちが、一転して高校生たちの純愛物語にシフトしていったのである。

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驚異の1000万件

『冬のソナタ』の視聴率は上昇を続け、第4話は20%を超えた。
それによって、一時は50%を越えたこともある『女人天下』は29・2%となり、ついに30%を割り込んでしまった。
『冬のソナタ』も特別に高い数字というわけではないが、それまでのKBSのドラマが総崩れだったことを考えると、期待以上のスタートを切った。
さらに、人気の凄さを示したのが、『冬のソナタ』のサイトへの接続件数だった。
初回放送の翌日の2002年1月15日に169万件の接続があり、以後もうなぎのぼりとなって1月29日には860万件にも達した。
あまりの多さにサイトがダウンしてしまう始末。
この異常人気に驚いたKBSはサイトの容量を増やして1000万件に備えた。
その準備が生きて、1月末には1000万件を突破。
単一番組へのサイト件数として史上初の大台を達成した。
いかに視聴者が『冬のソナタ』に関する情報を知りたがっていたか。
そのことを端的に示す「驚異の1000万件」だった。

韓国のKBSで2002年1月14日から放送が始まった『冬のソナタ』。
視聴率が良くて上々のスタートを切った背景には、用意周到なマーケティング戦略があった。

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積極的なPR

韓国のテレビドラマの制作費は、当時は1話当たりおよそ1億ウォン(約1000万円)と言われていた。
20話のシリーズなら総額で20億ウォンというわけだ。
それがテレビ局から外注の制作会社に支払われる金額である。
しかし、制作のパン・エンターテインメントは、オリジナル・サウンド・トラックで一定の売り上げを確保できるという予測を立てていた。
その収入をあてにできたので、予算の枠を広げて大規模な宣伝に乗り出した。
通常のテレビドラマでは例がないほど大量の広告を放ち、街頭看板も派手に並べた。
確かに経費はかかったが、同時間帯に放送されているライバルに勝つためにも積極的なPRが必要だった。
それが功を奏した。
しかも、『冬のソナタ』の放送開始とともに雪が降り、冬を舞台にしたドラマの雰囲気も大いに盛り上がった。

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毎回70分の放送枠

放送時間の延長も功を奏した。
通常のミニシリーズの1話分はそれまで60分だった。
しかし、『冬のソナタ』は月曜日も火曜日も午後9時50分からの70分間だった。
異例の長さである。
なぜ長くなったのか。
それは視聴率競争で優位に立つためである。
少しでも放送時間が長いと、総視聴占有率が高くなるために、発表される視聴率も高くなる。
いわば、視聴率という数字を上げるための放送時間延長であった。
同時間帯に放送されている他のドラマも追随するようになり、夜10時台の看板ドラマは軒並み70分ドラマになった。
もともと70分ドラマというのは、特別企画ドラマの初回分にかぎって採用される戦略の一つだったのに、それが標準化してしまったのである。
しかし、毎回70分になると、制作する側の負担が大きい。
1週間に2回分120分だった放送が140分、と20分も増える計算になる。
韓国ドラマに回想シーンが多いのも、この70分ドラマが増えてから。
回想シーンを何度も流して時間を稼ごうというわけである。
もっとも、視聴者にすれば、あこがれのペ・ヨンジュンを長く見られるわけだから、70分ドラマの反応は上々だった。

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物語の内容が一番

後に日本で放送されるときは、放送時間の「70分」がネックになった。
日本の放送枠に合わせるために10分弱のカットが必要になったのだ。
かくしてオリジナルの韓国版とカットされた日本版は、内容の細やかさが変わってしまった。
しかし、後にはノーカット版をDVDで見た人も多かっただろう。
とにかく、マーケティング戦略や放送時間延長が功を奏したのは確かだが、ドラマが真の人気を得たのは、究極的には物語の内容がよかったからである。
……忘れられない初恋、恋人の事故死、10年後の再会、果たして瓜二つの男性の正体は?
この基本設定にはゾクゾクさせられた。
<一体ミニョンはチュンサンなのか。それとも別人なのか>
視聴者は不思議な思いでドラマを見守った。
次も見たい、と思わせる仕掛けに満ちていたのである。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

-愛してる韓国ドラマK-POP-



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