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“高齢ドライバー問題”に乗り出した韓国

2017’02.08・Wed

“高齢ドライバー問題”に乗り出した韓国。暴走タクシーや“報復運転”はなくなるか!?

高齢ドライバーの交通事故が社会問題化している昨今の日本だが、韓国でも同じような現象が起こっている。
そんななか高齢ドライバーの問題を解決すべく、韓国では新たな制度が設けられようとしている。

韓国の国土交通部(「部」は日本の「省」に相当)は2月3日、65歳以上のタクシー運転手に3年ごとに運転能力を確認する資格維持検査の導入を検討していくという。

同部関係者は「現在バスは高齢ドライバーの資格維持検査を昨年1月から導入している。
タクシーも検査を適用して安全な環境を作る」と話している。

日本と似たような制度だが…

今回発表された「旅客自動車運輸事業法」の施行規則改定案によると、65~69歳の場合は3年に1度、70歳以上は毎年実施される。

主に注意力を調べる適性検査を行うそうだ。
日本にもタクシー運転手の適齢診断があり、65歳以上は3年に1度、75歳からは毎年適齢診断が課せられているのだが、韓国のほうがより厳しいといえるだろう。

韓国では年々高齢化が進んでおり、それにともなった社会問題が数多く表面化している。

タクシー運転手の高齢化もそのひとつと見ることができるかもしれない。

『聨合ニュース』によると、韓国国内のタクシー運転手は27万7107人で、そのうち19.5%が65歳以上の高齢者(2015年基準)。
2011年に比べると、高齢者の比率は8.6%ポイントも上がっており、2020年には高齢タクシー運転手が5割になると推定されている。

「3年に1度ではなく、毎年にするべきだろう」という韓国ネット民たちの意見が多いものの、悪い話ではない。
日本から韓国に訪れる旅行客にとっては、安心が増える制度だろう。
というのも、韓国のタクシーは最近、よくないニュースばかりが目立つからだ。

例えば、“暴走タクシー”がある。

韓国の個人タクシーは2010年の約16万3000台から大きく変動していないが、対物事故数は2009年の4万3761件(韓国個人タクシー協同組合調べ)から6万1567件と、大幅に増加している。

高齢ドライバーになるとその危険性はさらに上がり、昨年基準4138件で4年前に比べて72%(1734件)も上昇しているという。

そもそもタクシーに限らず、最近は韓国ドライバーの“報復運転”が問題視されている。
「普段は穏やかなのに、ハンドルを握ると別人になる」という話はよく聞くが、韓国では別人どころか犯罪者になってしまうといっても大袈裟ではないのだ。

アンケートによると10人中4人は報復運転された経験があるというが、「韓国の成人男女の半分以上は怒りの調節が難しい」という韓国精神健康医学会による調査結果にみられる短気さも一因かもしれない。

韓国には特有の病気“火病”がある。

その原因は「怒りや悔しさ、“恨(ハン)”などの感情が長期間持続した場合に患う」とされているだけに、看過できない問題だろう。

料金のぼったくりという問題に加えて、さまざまな問題が指摘されるようになった韓国のタクシー。
外国人観光客が歴代最多の1724万人(2016年)を記録するなど、韓国旅行に訪れる人が多い今だからこそ、根本的な体質改善が求められている。

-S-KOREA-



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