韓国では両親に対して…
2017’10.03・Tue
韓国では両親に対して敬語を使うのが当たり前!
韓国では、人間が守るべき道徳の最たるものが「孝行」だと考えられています。
両親や先祖を敬うことが常に求められますが、それゆえに、家で親と話すときも、子供たちはきちんと敬語を使っています。
『冬のソナタ』では、子供たちが親たちに丁寧な敬語を使っていました
『冬のソナタ』が典型的な例
韓国ドラマを見ていて気がつく人も多いと思います。
どのドラマを見ても、子供たちは両親に敬語を使っています(たまに、敬語を使わない生意気な子供もいますが……)。
儒教の倫理観が社会の隅々に浸透している韓国では、「孝行」は絶対的な価値観であり、子供は親に敬語を使うのが常識です。
それは、ドラマにも色濃く反映されています。
たとえば、『冬のソナタ』を見てみると、チュンサンやユジンやサンヒョクが親と話すときには、かならず敬語を使っていました。
しかし、日本語の吹き替えになると、なぜか敬語を使っていませんでした。
日本式にしたのかもしれませんが、原語で実に丁寧な敬語を使っていただけに、そこは忠実に再現してほしかったです。
男女の育てられ方の違い
親に敬語を使うというところに、両親を大切にする韓国の伝統を感じることができます。
特に、男の子の場合は母親孝行が徹底しています。
なぜなら、韓国では男の子は「母親になめるようにかわいがられる」と言われるほど溺愛されて育つからです。
それだけに、韓国の男性はほとんどがマザコンと言ってもいいでしょう。
息子が反抗して母親に暴力をふるおうものなら、即座に人間失格の烙印を押されてしまいます。
『冬のソナタ』でも、チュンサンは母親から記憶を消されたり違う父親の名を言われたりします。
ひどい仕打ちを受けたわけですが、それでも最後は母親を許し、むしろ気づかっていました。
まさに典型的な韓国の男性だといえるでしょう。
逆に、女の子の場合は、男の子と育て方が違います。
息子は家を守りますが、娘はいずれは嫁に行ってしまうので、ある程度放任のまま育てられます。
そのせいかどうか、韓国では女性が逞しく育ち、過保護に育った男性をやりこめることも多いのです。
それは、韓国ドラマを見ている人がよくご存じでしょう。
-愛してる韓国ドラマK-POP-
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