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「少数精鋭のエリート主義がはびこる」

2018’07.12・Thu

対談/植村誠・康熙奉「少数精鋭のエリート主義がはびこる」

韓国の鉄道を乗りつくした探訪ライターの植村誠と康熙奉(カン・ヒボン)が語り合う対談です。
今回も長い韓国での滞在を通して強く感じたことを話し合います。

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写真=植村誠

古さを顧みる人が少ない

植村「韓国では、『古いものを保存するという意識が希薄では』と思うんですよ」

康「古いものに対する対する愛着があまりないですね。新しいものにどんどん変えていきます。その分、古いものは切り捨てていく。そうやって成長してきたのが韓国社会だと思います。朝鮮戦争で完全に国土が破壊されつくして、そこからの復興だったわけですが、そのときの考え方というのが『新しいものをどんどん作っていくんだ』ということで、切り捨てられたものがとても多い」

植村「それは韓国の人がよく言いますね。書籍やCDにしても、古いものがお宝として保存されることが少ないです。もう、貴重なレコードも二束三文という感じです」

康「日本なら、アンティークなものに価値を見いだします。何十年前の書籍だったりレコードだったり……。韓国はそういう古さを顧みる人が少ない。そういうところは多様性に欠けますね。たとえば、韓国の人はみんなで一緒になって突き進んでいくところがあって、そこから外れて『俺はこれをやるんだ』っていう人が少ないんです。なにしろ、みんなが高学歴を求めて突っ走っていって、そこから外れた人は置いていかれて、残った人だけがさらに突き進んでいくみたいなところがあります。それは、韓国そのものが、目標を決めたらそこに突き進んでいく社会だからです」

植村「桑原史成氏が著作『韓国真情吐露』の中で触れている話ですが、ある写真家が韓国で写真展を開いたんです。とても好評で大学生からの質問も多かった。その1つが『日本では、先生みたいにフリーランスのカメラマンでご飯が食べられるんですか?』というもの。こういう質問が出ること自体が、韓国ではどこかの会社に所属しないで個人で仕事をする発想がないのかと思いました」

フリーで仕事をやりづらい社会

康「韓国は、フリーランスではご飯が食べられないんですよ。ノンフィクションの本にしても、すべて新聞記者が書いたものになってしまいます。フリーランスのライターは、日本では需要がありますが、韓国は存在すら難しい。カメラマンやデザイナーも同様です。どこかの会社に所属していなければ仕事ができないですね」

植村「韓国の若い世代はそれを窮屈だと思っているでしょうね」

康「窮屈というか、そうやって食べている人がいないんだから、最初から考えていないと思います。なにしろ、高学歴で大企業に入るという目的の人ばかり。たとえば、フリーライターと書いた名刺を持って行ったとしても、相手にされないと思いますよ」

植村「日本とかアメリカだと、フリーで仕事ができるというのは、それなりに実力があるということじゃないですか」

康「でも、韓国だとフリーという存在がほとんどないから、会社に入っていない人はジャーナリストじゃないということになってしまいます。考えてみれば、韓国社会で生き残るのも大変です。一方では高い学歴を持って大企業に入って、すごく自尊心を持って仕事している人がいるわけですよ。その一方で、そのラインに乗れないで夢を実現できない人がいっぱいいる。そんな人たちに次なるステージがなかなか用意されないのが韓国社会の厳しさですね」

植村「日本にもそういうところはあると思いますが、韓国はドロップアウトが非常にしづらい社会ですよね」

スポーツのメダル至上主義

康「スポーツも、小さいころから才能がある人だけを少数精鋭で鍛えまくって立派な選手にするというのが韓国の現実。早い段階からエリート主義的な育て方をします。才能を早く見せない限り、国家代表レベルまで行けないわけですよ。日本だったら、途中から急に成長して一流になるような野球やサッカーの選手がいくらでもいるじゃないですか。韓国では、小学校や中学校くらいに才能を見せておかないとその先にはいけない」

植村「日本みたいに、部活動みたいな発想がまったくないわけですね。かつて、日本に留学に来たという若い人と知り合いました。そのときは午後4時くらいだったのですが、そんな時間に学生が街を歩いているのを見て驚いていました。『我々の国では、その時間は学校で自習して、その後は塾へ通います』と言っていました。さらには、『日本のように多くの人が部活に励むということはありません。部活をするのはプロをめざすような人ばかり』と説明してくれました」

康「たとえば高校の場合は、日本だと陸上部があって、サッカー部があって、野球部があって、テニス部があって、水泳部があって、バスケ部があって……と、およそのスポーツの部がそろっているじゃないですか。韓国は違います。『ここは野球だけ、この学校はサッカーだけ』と決まっているんです。一番わかりやすい例は高校野球。日本は夏の甲子園をめざして二千数百の高校が地方大会に出場しますが、韓国は全国大会をめざす高校の数は100にはるかに届かない程度。極端に部員数が違います。それは、少数精鋭のエリート主義を採用している結果です。

植村「それでも、オリンピックでメダルをたくさん取りますよね」

康「メダル数にかぎれば、少数精鋭のエリート主義は成功しています。けれど、スポーツ人口の裾野は広がらない。一般の人がスポーツを楽しむ割合が低いんです。それが、メダル至上主義の影響と言えるかもしれません」

-愛してる韓国ドラマK-POP-



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