韓国ドラマで葬儀に出席する人が…
2018’09.28・Fri
韓国ドラマで葬儀に出席する人が病院に行くのはなぜ?
日本に最も近い韓国の葬儀は、日本とそっくりな習慣もあれば、まったく違う部分もあります。
異なっているのが、葬儀を行なう場所です。
日本では専門の斎場で行なう場合が多いのですが、韓国ドラマを見ていると、よく病院に弔問に訪れています。
それはなぜなのでしょうか。

病院に斎場がある
韓国の場合、都市部の病院の多くには地下などに斎場が併設されていて、病院で亡くなった場合には、そのまま病院内の斎場で通夜や葬儀が行なわれます。
その斎場はたいてい葬儀会社が運営しています。
そして臨終の知らせを受けた人たちは、病院に併設された斎場に弔問に訪れるのです。
また、葬儀で日本と韓国が大きく違うのが土葬の習慣です。
最近は韓国の都市部ではかなり火葬が増えてきましたが、地方は今でも土葬が当たり前です。
風水で選んだ土地に土葬をしますが、多くは丘の中腹が選ばれます。
そういう場所に小さな古墳のような墓がある場面は、ドラマでもよく見られます。
なお、仏教徒やキリスト教徒が多い韓国では、お寺や教会で葬儀を行う人もいますが、圧倒的に多いのが儒教式です。
古来より続く伝統的な葬儀を今も受け継いでいるのです。
まず服装ですが、男性はパジチョゴリと呼ばれる民族衣装、女性は白のチマチョゴリを着るのが一般的です。
葬儀が簡素化されてきた
男性の遺族の場合、頭にずきんをかぶります。
儒教では、親の死は世話や誠意がおよばなかった子の罪であると考えるため、遺族や近親者は何の色にも染められていない粗末な服を着ます。
そうやって、子供たちが罪深さを示すのです。
しかし、最近では、服装が簡略化され、特に男性は遺族も弔問客も黒のスーツを着て出席することが多くなりました。
時代によって変化してきたわけです。
昔の葬儀は、土葬のお墓の横に小屋を建てて、2年間ほど朝と夕方にお墓の前に食事を供える祭祀(チェサ=法事)を行いましたが、こちらも現在は簡素化され、葬儀は2、3日で終了します。
以後、毎年命日になると、かならず故人を偲ぶ祭祀が行なわれます。
-愛してる韓国ドラマK-POP-
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