日本と違う韓国のビックリ39
2019’07.25・Thu
第39回 韓国では本当に出前が便利だ!
日本でも従来からそばやラーメンの出前はよくありましたし、最近ではピザの宅配も当たり前になりました。
そういう意味では、出前がよく利用されているのですが、韓国の出前は日本以上に盛んです。
果たして、その実態は?

ペダルアジュンマとは?
韓国では出前のことをペダル(配達)と呼び、とても人気があります。
日本と違い韓国は自転車が少ないので、出前はバイクが主流です。
ソウルを歩いていれば、歩道も車道も関係なく疾走する「出前バイク」を本当によく見かけます。
出前専門のようなお店もたくさんあります。
お店自体はとても小さくてお客さんもほとんどいないのですが、従業員は出前の注文で大忙しというお店もよくあります。
出前で人気があるのは、なんといっても中華料理です。
韓国では引っ越しの際に、「引っ越しそば」ならぬ「引っ越し中華」を食べる習慣があるほどです。
主なメニューは、タンスユッ(酢豚)やチャジャンミョン(ジャージャー麺)ですが、引っ越しをしなくても、みなさんよく注文しています。
ソウル市内の庶民的な市場で活躍するのがペダルアジュンマ(配達おばさん)です。
小さな個人店が所狭しと並ぶ市場では、バイクで配達するのは大変です。
そこで市場の中にある食堂のアジュンマたちが、頭に盆を乗せて、小回りのきく徒歩で食事をせっせと運ぶのです。
出前を注文する個人店の人たちは、他のお店の人と一緒に店の外で食べる場合があるのですが、市場の中を熟知していて顔なじみも多いペダルアジュンマたちは、場所を指定してもらえればお店の外でも気軽に配達してくれます。
どこへでも行く!
一度、面白い光景を見ました。
「どこまで配達してくれるの?」
そう尋ねられた中華料理の出前担当が大きな声で叫んでいました。
「馬羅島(マラド)まで行きますよ!」
この言葉には笑ってしまいました。
馬羅島は済州島(チェジュド)の南にある韓国最南端の島です。
現実的にそこまで配達するのは無理ですが、「そこに行くくらいの気持ちはあるよ」と出前担当は強調していたのです。
つまり、「あなたが望むなら、たいていの場所に行きます」というわけです。
ソウルの漢江(ハンガン)といえば、川の周辺は市民の憩いの場所ですが、その中の公園でのんびりしていると、面白い光景をよく見ます。
公園にいる人のために、チャジャンミョンや鶏の唐揚げを配達する人がよく現れるのです。
韓国では公園に配達してくれるのは当たり前。
これは本当に便利です。
-愛してる韓国ドラマK-POP-
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