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韓国は昔も今も事大主義?

2017’08.24・Thu

韓国は昔も今も事大主義?

地政学的に見れば、朝鮮半島は常に大国に囲まれている。
西に中国、北にロシア、東に日本、そして、その先にアメリカ。
これほど多くの大国に囲まれた国というのは、世界でも朝鮮半島しかない。
それだけに、小さな国が生き残っていくのは大変だ。

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李成桂の反対論

「事大主義」という言葉を知っているだろうか。
これは、「物事をやたらと大きくする」という意味ではない(韓国にはそういう傾向の人が多いのは確かだが……)。
本来は「大に事(つか)える」という意味で、小さな国が大国に従うことをさしている。
いわば、小国が生き残りを図る処世術なのである。

歴史的にも、朝鮮半島は事大主義で生き残ってきた。
たとえば、高麗末期の1388年を見てみよう。
当時、随一の将軍だった李成桂(イ・ソンゲ)は、高麗王から、領土紛争をしていた中国大陸の明(みん)を攻めるように命令された。
しかし、李成桂は反対論を主張した。
「小さな国が大国に逆らってはいけません」
そういう論理だった。

大国に囲まれる不運

高麗王朝を倒して1392年に朝鮮王朝を創設した李成桂は、「朝鮮」という国号を決めるときにも明の意向を窺うほど大国に気を遣っていた。
彼は、恐ろしい中国がその気になれば、朝鮮半島が一気に呑みこまれてしまうことを骨の髄まで知っていたのである。
それゆえ、朝鮮王朝の前期は、明に対して常に臣下の礼を取っていた。
朝鮮王朝には、そういう歴史があったのだ。

現代も、韓国の地政学的な立場は変わらない。
中国とロシアと日本に囲まれていて、その存在に敏感にならざるを得ない。
特に、歴史的に見れば、中国とは陸続きであったために常に攻め込まれてきた。
有史以来800回以上も攻められているという説もあるほどだ。
海に囲まれていた日本は、防衛上では地理的な恩恵を十分に受けてきた。
しかし、朝鮮半島は違う。
民族の生き残りをかけるためには事大主義もやむを得なかったのであり、それは現代も状況は変わっていない。

分断国家としての悲哀

韓国は、狭い国土の中でも人々は韓国語を話し、伝統の文化を享受し、国としての独立を保っている。
しかし、分断国家である現実は苛酷だ。
たとえ、どんなに韓国が統一を願ったとしても、それは大国(特に中国)の意向に大きく左右されてしまうのである。

重ねて言うと、日本と韓国では、地政学的に置かれた立場が大きく違う。
日本は海に囲まれているうえに、韓国があるがゆえに危険な中国ともワンクッションを置くことができている。
しかし、韓国は直接的に中国やロシアと相対し、分断国家としての悲哀をことごとく味わってきた。
そうした困難の中で、韓国の事大主義というのは、小さな国が生き残っていくうえでの苦渋の選択なのである。
その厳しさは、大国に囲まれてみないとわからないかもしれない。

-愛してる韓国ドラマK-POP-



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