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日本の中高年はなぜ…後編

2020’05.26・Tue

日本の中高年はなぜいまだに韓国を“格下”に見てしまうのか

愛憎入り混じった視線が良く向けられる国、韓国。
特に最近の韓流ブームを巡っては、K-POPやコスメがSNS経由で若者に受けている反面、上の世代にとっては理解しづらい面も少なくないようだ。

 韓国理解を巡る世代間の断絶はどうして生まれるのか。
朝鮮半島研究の第一人者である政治学者、木村幹・神戸大学教授と、毎日新聞社で韓国の取材を長年手掛け、『反日韓国という幻想 誤解だらけの日韓関係』(毎日新聞出版)を執筆した澤田克己・毎日新聞論説委員に対談してもらった。
後編の今回では、日本の中高年世代で韓国のイメージが「昔で止まっている」問題に迫る。

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日本人の韓国観の“偏り”に迫る

実態と乖離した「日本スゴイ」

――「ヨン様」が流行った第1次韓流ブーム時と違い、現在の韓流の主流はK-POPや韓国コスメを好む若年層です。
今の中高年にはピンとこなかったり、反発がある面も否定できないと思います。
ただ越境ECが当たり前になった今、こうした感覚の断絶は特に国際的なビジネスをする上で不利に働くのでは?

澤田: 日本の中高年の人と話していると、いまだに「日本スゴイ」に近いような感覚を感じます。
日本というものを日本人であれば大きく評価したいと思うのは当然だけれど、その感覚は残念ながら実態と離れてしまっている。

 19年、外国人労働者受け入れの法律(改正出入国管理法)ができたときに、門戸を開けば日本に外国人が殺到すると思い込んでいる人がたくさんいました。
しかし実際には全然来ませんでしたね。
それはこの国に魅力が無いから。
日本より稼げる国は既にたくさんあった訳です。

 例えばモノにしても、家電などが典型的ですね。
日本の家電製品がサムスンやLGに負けてしまったことを、きちんと受け止めて考えなくてはいけない。
なのに、「日本の家電は精巧だから」などと言ってしまう。

 もちろん日本のモノを好きな人は世界中に一定数いますが、彼らにすがってしまっている訳です。
そこにカタルシスを覚えてしまっているようでは、前に進めない。
日本人にとってすごく損なことだと思います。

――前編でも触れていますが、今の若者は韓国にカラフルでポジティブな印象を、中高年の人は伝統的で古いイメージを抱く傾向があるようですね。

木村: 今の10代の日本人が、自分の生きている間の韓国しか知らないのは当たり前です。
しかし面白いのは、60代以上の人の韓国観が、彼らも同じ10年を共に生きてきたはずなのに、この間がきれいに抜け落ちていることです。

韓国は「下であってほしい」存在

木村: 例えば「パク・クネがこう言った」といった悪いニュースは覚えているけれども、「サムスンはパナソニックより今やはるかに大きい」とか、「韓国はG20の一角だ」と言うと、へぇと言う人がいまだにいます。
言われてようやく気付いた、という感じですね。

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澤田克己(さわだ かつみ、右)。毎日新聞論説委員。1967年埼玉県生まれ。同社政治部などを経てソウル特派員を計8年半、ジュネーブ特派員を4年務める。木村幹(きむら かん、左)。神戸大学大学院国際協力研究科教授。1966年大阪府生まれ。専門は比較政治学、朝鮮半島研究。

 どこかの時点で、韓国は「日本人の持っているイメージ」からはみ出し、理解不能になってしまったと思います。
日本人が日本自身の凋落(ちょうらく)に付いていけず、中韓や東南アジアのペースにも付いていけなくなった。
結果として“記憶を失った”ような状態になっている。

澤田: 一つには年を取るとみんな頭の中が硬直化する、ということは当然あるかもしれませんね。
社会のことを知らなかった20代までの方が柔軟で、新しい知識に抵抗感が無い。
頭が固まってきた後の変化は受け入れられないのかもしれない。

木村: 加えて日本のメディアのマーケットが、高齢者向けになってしまっている面もあるとは思いますね。

 よく言われることですが、日本にとって韓国は「先進国と途上国の間に挟まっている国」のイメージでした。
だから「PPP(購買力平価)ベースでの1人当たりGDPでは韓国が日本を追い抜いた」といった記事を読んでも、感覚的に理解できないのです。

澤田: それで「どうやら韓国社会は格差がひどいので、1人当たりの平均データは意味が無い」と思ってしまうんですよ。
「日本だって格差社会だけれども、韓国は比べものにならない」と。

木村: 「どうしても、下であってほしい」存在なのだと思います。
いつも使う比喩ですが、日韓関係とは“年取った父親と付き合うようなもの”です。
父親は子どもに対して(いつまで経っても)「お前はなってない」「大したことない」と思うものじゃないですか。
「息子(=韓国)は下であってほしい」的なものが、日本人の持っている感覚にはあると思うんですよ。

 ただ、残念ながら韓国はそういった“子ども”ではなく、日韓関係もそういうものではない。
(日本人の側が)認めたくなかったり、得る情報が偏っている部分もあるとは思います。

韓国映画『パラサイト』に対抗できるか

――一方で、アカデミー賞を獲った映画『パラサイト』は受賞前から日本でも相当な評判だった記憶があります。

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映画『パラサイト 半地下の家族』でアカデミー賞を受賞したポン・ジュノ監督

木村: パラサイトは、韓国社会のことが分からなくても理解できる作りになってますよね。
実は第1次韓流ブームのもっと前から、韓国映画は国際的にも分かりやすいメッセージを込める工夫をやってきています。

 逆に日本映画は、日本の社会システムを分からないと理解できないコンテンツになっている気がします。
アーティスティックな映画は「分からない」ことが良いとなっていて、エンタメ作品の方も日本人にしか分からなくなっている。
唯一、誰にでも分かるコンテンツが漫画であると。

 要は作り方の問題ですよね。
個人的にもパラサイトは面白い作品でしたが、「この手の韓国映画は他にもあるよね」という気がしました。
つまりはどこのマーケットを見て作っているか、という問題なのでしょう。

――こうした韓国コンテンツの世界戦略を、特に企業の決定権を握る中高年が素直に学べないと、対抗していくのは難しそうですね。

澤田: パラサイトの場合、お金を出しているのはCJグループという財閥です。
もともとはサムスンから枝分かれしたグループで、エンタメに集中的に投資しています。
ケーブルテレビ局を複数持ち、映画館においてもシネコンを多数傘下に置いている大資本。

 そこが力を入れてパラサイトの配給をはじめ全部をやっているのですね。
「資本の力で良い物を作る」という彼らの体制に、日本勢が対抗していくのはなかなか難しいかもしれません。

木村: 日本は市場がなまじ大きく、さらには日本語コンテンツとして“閉じて”しまってもいる。
徐々に縮小していく市場でもそれなりにデカいので、食えてしまっていたのです。

“敵”を知らずに勝てる訳がない

 一方でもともと韓国のマーケットは小さく、海外に売らないとビジネスにならない背景がありました。
特に1997~98年の通貨危機から「内需では駄目だ」という前提になり、ポップカルチャー政策が変わったのです。
海外向けにエンタメ色を強くして分かりやすくしたらたまたま市場が獲れたので、ビジネスとして大々的に展開したわけですね。

 要は、縮小再生産している日本と、海外向けに売っている韓国ということです。
実際には(ビジネスで)「韓国モデル」のような物がある訳ではないと思いますけどね。

澤田: 当然ですが、韓国も全ての海外向けビジネスが成功している訳ではありません。
うまくいっていない物もあるし、韓国が「全て良い・悪い」ということではないのです。

木村: (韓流好きの)日本の若い人たちにとっても、「成功している韓国」しか今見えていない。
そんな話だと思いますね。

――好き嫌いはさておき、最新情報を踏まえて韓国に学べる部分は学ぶという冷静さが結局、求められているのですね。

澤田: 韓国を憎たらしければ憎たらしいのでいいのですが(笑)。
孫子の兵法ではないですが、「敵も自分も知らずにどうやって勝つんですか?」と思いますね。

-ITmedia-



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